宝蔵院流槍術 創流記念日 |
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天文22(1553)年正月12日払暁 摩利支天の化身、成田大膳太夫盛忠から二箇の奥儀を授けられる。 時に天文22(1553)年正月12日払暁 (胤栄33歳) 満田家文書より 月百姿 寶蔵院 都幾乃発明(つきのはつめい) 浮世絵師 月岡 芳年(つきおか よしとし1839-1892) |
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第3回 宝蔵院流槍術歴代院主法要会 |
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日 時 平成30(2018)年1月13日(土) 14:00〜 場 所 興善寺 (住職:森田康友) 630-8311奈良市十輪院畑町12 TEL.0742-23-7007・FAX.0742-27-2778 一般参列 自由・無料 宝蔵院流槍術は創流以来、江戸時代末期まで300有余年にわたって興福寺境内の宝蔵院において稽古がなされ、歴代院主の霊が祀られていました。 しかし明治初期の廃仏毀釈の嵐が吹き荒れる中、宝蔵院は取り壊され、歴代院主の御位牌も行方不明となりました。 昭和49年、流儀が発祥の地奈良に里帰りして以降、流派に関する歴史を後世に引き継ぐ思いから、代々の宗家以下伝習者が40年以上にわたり一門墓所をお守りし、墓参・墓所整備を欠かさずに継続してまいりました。 |
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宝蔵院歴代御影:中田文花画伯 |
流祖 胤栄師位牌 |
宝蔵院 二代〜五代院主 位牌 |
そのような中、平成28(2016)年4月、興善寺(奈良市十輪院畑町)において偶然歴代上人位牌処から宝蔵院院主(二代〜五代)の位牌が発見され、続いて5月、大阪府箕面市旧家において流祖胤栄の位牌及び尊像の所在までもが判明するに至りました。 これは歴代院主、先人達のお導きであり、位牌発見を機に宝蔵院流一門は技の伝承のみならず、流派の歴史も後世に引き継いでいくべき歴史的な責務があります。 今後は従来からの墓参に加えて、歴代院主供養の法要会を流儀として定例行事化することとし、流祖・胤栄が摩利支天の化身・成田大膳太夫盛忠より奥義を受け流儀を創始した天文22(1553)年1月12日に因み、下記の通り歴代院主法要会を挙行させていただきます。 なお興善寺様におかれては、中田文花画伯の宝蔵院流槍術初代〜五代の御影(軸装:5幅)が一般公開されます。 |
2017. 1.14 第2回 宝蔵院流槍術歴代院主法要会 2016. 5.21 宝蔵院流槍術 初代胤栄師尊造 及び 歴代院主位牌発見法要 |
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宝蔵院流槍術五祖御影特別拝観 | |
宝蔵院歴代御影:中田文花画伯 |
宝蔵院流槍術歴代院主法要会に引き続き、興善寺において、興福寺宝蔵院歴代である初代胤栄、二代胤舜、三代胤清、四代胤風、五代胤憲のお位牌と共に御影(絵師中田文花法尼)をおまつりくださいます。 日 時 平成30(2018)年1月13日(土)〜31(水) 場 所 興善寺 (住職:森田康友) 630-8311奈良市十輪院畑町12 TEL.0742-23-7007・FAX.0742-27-2778 拝 観 自由・無料 |
宝蔵院流高田派槍術祖 高田又兵衛墓参 (寛文11(1671)年1月23日 82歳没) |
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日 時 平成30(2018)年1月21日(日) 8:30〜 場 所 高田又兵衛里墓 三重県上野市白樫 田又兵衛略伝 田又兵衛吉次 天正18年(1590)父、喜右衛門吉春の長男としてここ白樫に生まれる。 幼くして武技好み、自宅の砦や岡八幡宮の大木を相手に技を磨き、満十二歳にして宝蔵院流槍術の門に入り、槍法を学ぶとともに、新陰流剣術、穴澤流薙刀も合わせて修行し創意工夫、遂に宝蔵院流田派を創出する。 慶安4年(1651)三代将軍家光に呼び出され十文字槍の奥義を披露、葵の御紋付きの時服三領を拝領「槍の又兵衛」として全国にその名を知られた。 進退、屈伸、表裏、悠急、剛柔の十文字を説き、法形百一条、巴の術十五ヶ条を考案するなど、十文字槍の哲理を深めた。 生来人格高潔にして、二天流の剣豪宮本武蔵や禅道の名僧隠元、即非や、法雲とも親交深く、晩年崇伯と号し主家小笠原(明石・小倉)の名を高め小倉の地で顕彰され名を残す。 寛文11年(1671)没、小倉生往寺に眠る。 子孫よくこれを受け継ぎ槍術の振興に尽くすとともに、郷土の為特に岡八幡宮、慈尊寺の整備に力する。 |
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明治150年記念 第41回 日本古武道演武大会 宝蔵院流槍術演武 |
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趣旨 我が国の長い歴史と伝統を持つ古武道の「技と心」を広く一般に紹介し理解を得るため、全国各地に伝わる古武道の中から厳選した流派による演武会を開催し、文化遺産である古武道の保存伝承に寄与する。 主 催 公益財団法人 日本武道館 日本古武道協会 日 時 平成30(2018)年2月4日(日) 10:30〜16:00 出 場 宝蔵院流高田派槍術など 古武道35流派 宝蔵院流高田派槍術 演武 11:24予定 宝蔵院流高田派槍合せの型 表 免許皆伝:粕井隆 − 免許皆伝:尾野好司 免許皆伝:若林幹雄 − 免許皆伝:長田眞男 免許皆伝: 美馬博幸− 免許 :高橋英樹 免許 : 西本昌永− 免許 :宮島勝 宝蔵院流高田派槍合せの型 新仕掛 宗家 :一箭順三 - 免許皆伝:前田繁則 会 場 日本武道館 入場料 大学・一般 500円 小・中学生、高校生 300円 問合わせ 日本武道館振興部振興課 TEL.03-3216-5134 |
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第7回 奈良市武道教室演武会 |
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各武道教室受講者が互いの武術を披露し交流を深めるため、演武会が挙行されます。 宝蔵院流槍術においては伝習者総員が出場し、しごき・表・裏・新仕掛の演武を披露させていただきます。 開催日時 平成29(2017)年3月3日(土) 9:30〜 会 場 ならでん第二武道場 (奈良市中央第二武道場) 630-8108奈良市法蓮佐保山 4丁目6−3 TEL.0742-27-6163 観 覧 自由・無料 演武会 9:30 開会式 9:45 弓道 10:05 柔道 10:25 剣道 10:45 宝蔵院流槍術 演武 11:05 なぎなた 11:25-11:50 武道体験教室 弓道・柔道・剣道・宝蔵院流槍術・なぎなた が自由に体験出来ます。 参加:自由・無料 |
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創建1250年記念 宝蔵院流槍術・柳生新陰流兵法 春日大社奉納演武会 |
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宝蔵院流槍術 流祖・胤栄(1521-1607)は奈良・興福寺の僧。武芸を好み、槍の修練に努め、ついに鎌槍を工夫し、宝蔵院流槍術を創めました。 宝蔵院流槍術の槍は、通常の真直ぐな素槍に対し、鎌槍と称する十字形の穂先に特徴があります。この宝蔵院流鎌槍は攻撃と防御に優れた画期的な武器として全国を風靡し、日本を代表する最大の槍術流派へと発展しました。 伝えられた技の総てを春日大神様ご神前に奉納させて頂きます。 柳生新陰流兵法 新陰流流祖、上泉伊勢守信綱より、柳生石舟斎宗厳が一国一人印可状を授かり、当流は創まりました。7人の尾張藩藩主と14人の尾張柳生家当主により伝えられ現在に至ります。なお、遠祖は春日社の社人でもあり、石舟斎はおん祭りにも関わっていました。 心身ともに「無形の位」を本体とし千変万化する相手を明らかに観て、その働きに従って無理なく転変して勝つ「活人剣」を特徴とします。 流祖から伝わる、三学円之太刀、九箇之太刀、燕飛之太刀、そして、身体を錬磨するために江戸時代に整えられた試合勢法を演武いたします。 諸国行脚中の上泉信綱師は、永禄6(1563)年、興福寺宝蔵院に逗留されました。宝蔵院で上泉信綱師を迎えた柳生宗厳と宝蔵院胤栄は卓越した神技に感銘を受け、ともに上泉師に弟子入り、各々の流派は創始、発展へと繋がっていきます。 両流祖が上泉伊勢守信綱師の兄弟弟子であり、興福寺・春日社にご縁の両流の春日大社における演武は特に意義深い奉納となります。 |
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日時 平成30(2018)年4月14日(土)14:30〜 会場 春日大社 630-8212奈良市春日野町160 TEL.0742-22-7788 観覧 自由・無料 雨天 決行 |
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次第 14:30 正式参拝 演武奉納:林檎の庭 14:40 宝蔵院流高田派槍術 奉納 |
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15:10 柳生新陰流兵法 | |
宝蔵院流槍術 高田又兵衛修行の森 岡八幡宮 春大祭 奉納演武会 |
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1 趣 旨 宝蔵院流槍術は奈良・興福寺の僧、覚禅房胤栄が創始し、伊賀・白樫出身の高田又兵衛師によって広く全国を風靡し日本を代表する武術として発展しました。 このたび高風を慕い遺徳を顕彰するため、師が日頃槍術を鍛錬した岡八幡宮に宝蔵院流槍術を奉納し、併せて多くの方々にご覧頂く槍術奉納演武会を開催します。 2 主催 奈良宝蔵院流槍術保存会 3 日時 平成30(2018)年4月15日(日) 宝蔵院流高田派槍術奉納演武 14:00〜 (雨天:中止) 4 会場 岡八幡宮 〒518-1151 三重県伊賀市白樫3638 TEL.0595-20-1828・FAX.0595-20-1246 |
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H28(2016). 4.10 宝蔵院流槍術 高田又兵衛修行の森 岡八幡宮 春大祭 奉納演武会 H27(2015). 4.19 宝蔵院流槍術 高田又兵衛修行の森 岡八幡宮 春大祭 奉納演武会 H26(2014). 4.20 宝蔵院流槍術 高田又兵衛修行の森 岡八幡宮 春大祭 奉納演武会 H13(2001).1.21 岡八幡宮 宝蔵院流槍術奉納演武会 高田派祖・高田又兵衛師330年祭記念 |
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BUDO -Japanese Martial Arts- (英語版・フランス語版・ドイツ語版)発刊 |
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【お知らせ】 洗練された芸術である日本の文化を、海外へ美しい写真集にて紹介する I know Japan シリーズの一冊として、このたび「BUDO」が 日興美術より発売されました。 古武道を代表する四流派、弓馬術の小笠原流、剣術の柳生新陰流、薙刀術の天道流、槍術の宝蔵院流、各流派の歴史、受け継がれてきた伝統、現在の稽古の様子、武具や武器、宗家の想いなどを、迫力ある写真と共に伝えています。 ■コンテンツ ・柳生新陰流 ・天道流 ・小笠原流 ・宝蔵院流槍術 ・付録 ■仕様 ・ハードカバー ・A4 (210 × 297 mm) ・108 ページ ・フルカラー ・言語:英語、フランス語、ドイツ語 ※インターネット販売 定価6000円(税込:6480円) 振込手数料・送料:日興印刷負担 店頭販売(英語版) 啓林堂書店 奈良店 のみ店頭販売 (株)啓林堂書店 奈良店 〒630-8225 奈良市西御門町1-1 TEL.0742-20-8001 |
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宝蔵院流槍術の名手・會津藩士 志賀小太郎(重則)を描いた 「幕末を駆け抜けた天馬」発刊 |
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NHK大河ドラマ「八重の桜」にも登場しましたように、會津藩には私共の宝蔵院流高田派槍術が伝わり稽古されていました。 この度、宝蔵院流槍術の名手・會津藩士 志賀小太郎(重則)を描いた「幕末を駆け抜けた天馬」が発刊されましたのでお知らせします。 *読売新聞千葉版より 会津と長州の交流描く千葉の元読売記者歴史小説刊行 千葉市稲毛区の元読売新聞記者、河野十四生さん(77)が、歴史小説「幕末を駆け抜けた天馬― いま蘇る會津の鬼小太郎― 」(歴史春秋社)を刊行した。 福島県会津若松市出身の河野さんは読売新聞時代、新聞監査委員や成田支局長などを務めた。現在は、会津の歴史を研究する傍ら、幕末に東京湾沿岸防備のため現・富津市に派遣され、生涯を開じた会津藩士らを供養する「房総半島会津藩士顕彰会」の会長などを務めている。 本書は、槍の名手だった会津藩士、志賀小太郎が長州藩を訪れ、2年間にわたって長州藩士に槍術を指南した実話を描いた物語。会津に戻った後も、引き連れてきた長州藩士を師範と育てるなど、懐の深い「槍の天才」の人生をつづった。 当時、門外不出の武術を他藩に教授することは珍しく、後に成辰戦争で戦火を交える両藩がいかに深い交流を図っていたかを示しているという。 約3年がかりで取材、執筆したという河野さんは、「来年は成辰戦争から150年の節目。会津と長州にも仲の良かった時期がある史実を知り、今なお残る怨念を和らげる一助になれば一と話している。 問い合わせは、河野さん(043-252-1200)、または歴史春秋社(0242-26-6567)へ。 |
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「幕末を駆け抜けた天馬」 1,404円(本体価格 1,300円) 河野十四生 ISBN978-4-89757-904-7 新書版・並製・168頁 目次 第一章 西国の雄・長州藩からの招聘 第二章 會津藩の成り立ち 第三章 蘊奥を極める 第四章 會津の宝蔵院流高田派槍術 第五章 長州藩指南の二か年 第六章 長州藩士伴い帰国 第七章 小太郎の最後 第八章 會津藩宝蔵院流の終末 第九章 長州藩のその後 第十章 藩祖・保科正之 最終章 會津藩宝蔵院流のその後 余話ニ題 保科正之 越前藩主松平春嶽 あとがき 参考:会津藩宝蔵院流高田派槍術師範:野矢常方と関係の人たち 志賀重則 参照 |
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平成29(2017)年度 宝蔵院流槍術 行事予定・報告 平成28(2016)年度 宝蔵院流槍術 行事報告 平成27(2015)年度 宝蔵院流槍術 行事報告 平成26(2014)年度 宝蔵院流槍術 行事報告 平成25(2013)年度 宝蔵院流槍術 行事報告 平成24(2012)年度 宝蔵院流槍術 行事報告 平成23(2011)年度 宝蔵院流槍術 行事報告 平成22(2010)年度 宝蔵院流槍術 行事報告 平成21(2009)年度 宝蔵院流槍術 行事報告 |
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連載:宝蔵院流槍術 宝蔵院流高田派槍術 第二十世宗家 鍵田忠兵衛 タウン誌「うぶすな」 連載 目次 1 宝蔵院流槍術と私 2 槍と矛 3 槍の種類 4 中世の興福寺 5 宝蔵院覚禅房法印胤栄 6 柳生と宝蔵院 7 武蔵と宝蔵院 8 宝蔵院流槍術の系譜 9 宝蔵院流槍術 奈良への里帰り 10 宝蔵院流槍術の技術 11 宝蔵院流槍術と川路聖謨 12 宝蔵院流槍術の遺跡 |
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宝蔵院流槍術 伝習者募集 |
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宝蔵院流槍術DVD・ビデオ |
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奈良宝蔵院流槍術保存会が制作したDVD、ビデオ、テープのご案内です。 |
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宝蔵院覚禅房胤栄師没後400年記念 DVD 興福寺古武道奉納演武大会 |
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平成19(2007)年10月7日に興福寺において開催した、15流派による古武道奉納演武大会記録ビデオです。 |
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2018. 1. 9
2018. 1. 7