会津藩、宝蔵院流槍術師範墓参
城下稽古会、鎮魂・慰霊演武の旅


新聞報道掲載


 会津藩士達が稽古した宝蔵院流高田派槍術は私どもの槍術と全く同根です。
 そして今回のNHK大河ドラマ「八重の桜」制作への協力や出演の機会を通じて、ますますその思慕の念を強くいたしております。
 私ども宝蔵院流高田派槍術伝習者は、会津藩槍術師範墓参と鎮魂の演武会挙行、及び城下での槍術稽古に会津を訪問し、鶴ヶ城天守閣前広場において開催される「会津まつり」に出場しました。


ラジオ福島 電話インタビュー

宝蔵院流槍術・会津まつり出場

放送日時   平成25(2013)年 9月19日(木)
         10:35〜 「インフォメーション」

放 送 局   ラジオ福島

アナウンサー 井畑美穂子

出   演   宝蔵院流高田派槍術
          第二十一世宗家 一箭順三



宝蔵院流槍術あす披露
八重の桜に登場鶴ケ城本丸で


福島民報 H25(2013).9.22

 大河ドラマ「八重の桜」に登場した宝蔵院流高田派槍術(そうじゅつ)の宗家と伝習者(門人)が21日、会津まつりに合わせて会津若松市を訪れた。23日正午すぎから鶴ケ城本丸で演武を披露する。
 同槍術は奈良発祥で十文字の穂先が特徴の「鎌槍」を使う。会津藩の藩校日新館でも稽古が行われていた。「八重の桜」には奈良市の第二十一世宗家、一箭(いちや)順三さんらが出演したほか、序盤の七話にわたり同槍術が登場した。
 「八重の桜」を通じて会津への関心が一層高まり、一箭さんはじめ16人が訪問した。戊辰の会津戦争で亡くなった同槍術の高位者、黒河内伝五郎らの墓に参り、鶴ケ城内の武徳殿で稽古に臨んだ。
 一箭さんは「会津の城で、鎮魂の心を込めた演武を奉納させていただきたい」と語った。


福島民報 H25(2013).9.24


勇壮に宝蔵院流槍術

福島民友 H25(2013).9.24

○…本丸ステージイペントでは会津藩の藩校「日新館」で稽古され、大河ドラマ「八重の桜」に登場した「宝蔵院流高田派槍術」(奈良市)の演武が行われた。一箭順三第二十一`世宗家をはじめ、伝習者計15人が参加。気迫のこもった槍合わせの形21本を披露し会場の注目を集めた。一箭宗家は「奈良で生まれた槍術が会津でも育まれていた。この地で演武を披露でき感無量」と話した。参加者は21日に会津若松市を訪れ、会津藩の同槍術師範の墓参りをした。


あぶくま抄

福島民報 H25(2013).9.25

 〈突けば槍(つけばやり) 薙げば薙刀(なげばなぎなた) 引けば鎌とにもかくにも外れあらまし〉。
 古武道の宝蔵院流槍術(そうじゅつ)に歌が伝わる。十文字形の穂先を付けた「鎌槍(かまやり)」が武器だ。自在に使え、攻守に優れる。江戸時代、会津藩士も修練し、大河ドラマ「八重の桜」にも登場した
▼三十五の「槍合わせの型」がある。発祥の地・奈良の保存会員が会津若松市で稽古や演武を披露した。重い甲冑(かっちゅう)姿を想定し、低く構える。鋭い気合とともに槍を繰り出す。巻き上げ、たたき落とす。槍のぶつかる音が交錯し、体じゅうから汗が噴き出す
▼日本各地で受け継がれる古武道や古流派が知られるようになってきた。稽古着を着け、刀を握る女性や外国人も珍しくない。会津は武芸百般に秀でた幕末の黒河内伝五郎、明治期に大東流合気柔術を完成させた武田惣角、「姿三四郎」のモデルとなった柔道の西郷四郎らを輩出した武人の里でもある
▼七年後に開催される東京五輪に、柔道やレスリング、ボクシング、フェンシングなど格闘技の頂点を極める選手やファンが世界中から集まる。仏都として知られる会津だが、「武都」の魅力も発信できないか。伝統の武士道精神を伝え、交流を広げる好機だ。




会津藩、宝蔵院流槍術師範墓参、城下稽古会、鎮魂・慰霊演武の旅
ラジオ福島 電話インタビュー         H25(2013).9.19
会津藩 宝蔵院流高田派槍術 師範 墓参 H25(2013).9.21
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会津まつり 宝蔵院流槍術演武       H25(2013).9.23
会津まつり 宝蔵院流槍術 新聞掲載    H25(2013).9.30

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