宝蔵院流槍術 高田又兵衛修行の森 「槍の又兵衛」顕彰碑建立記念植樹 |
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この度、高田又兵衛生誕の地である伊賀市白樫地区有志によって「槍の又兵衛顕彰会」が設立され、地元の英傑・高田又兵衛師を顕彰し、敬愛の念を一層深めるとともにその偉業を後世に伝えるため、多くの支援有志の助力を得て縁の深い岡八幡宮の境内に「槍の又兵衛」顕彰碑を建立しました。 この「槍の又兵衛」顕彰碑建立を記念して、「葉長樫(ハナガガシ)」苗を植樹しました。 「葉長樫」は、戦国時代末期から江戸時代にかけて、天草産の樫「葉長樫」が稽古槍材として有名でした。又兵衛師の居られた九州・小倉においても、当然この葉長樫槍柄をで稽古されていたはずです。 「葉長樫」は真っ直ぐ20-30メートルに育つ樹種で、師が稽古された岡八幡宮の杜に、師が使用されたであろう槍柄用材「葉長樫」を育樹し、顕彰碑と共に、師が稽古した神社に「葉長樫」がそびえ、地元市民や槍術伝習者達の尊崇を集め、「槍の又兵衛」師の高名がますます高まることを願っています。 この日の午後、又兵衛師が稽古したゆかりの岡八幡宮の杜で「宝蔵院流高田派槍術 奉納演武会」奉納演武会を挙行します。 |
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日 時 平成27(2015)年4月19日(日)11:30 植樹地 岡八幡宮 〒518-1151 三重県伊賀市白樫3638 TEL.0595-20-1828・FAX.0595-20-1246 植樹者 岡八幡宮 宮司 大井貞夫 槍の又兵衛顕彰会 代表 西田陽一 宝蔵院流高田派槍術 第二十一世宗家 一箭順三 樹 種 葉長樫(ハナガガシ)苗 3本 |
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挨拶 宗家 一箭順三 |
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高田又兵衛の顕彰碑お披露目 伊賀・岡八幡宮の春大祭 伊賀タウン情報誌YOU(2015. 4.19) |
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【除幕された顕彰碑=伊賀市白樫】 |
伊賀市白樫の岡八幡宮(大井貞夫宮司)で4月19日、春の大祭があり、地元で生まれ育った江戸初期の槍術の名手・高田又兵衛の顕彰碑の除幕や、宝蔵院流高田派の槍術演武、恒例の流鏑馬神事などが行われた。 地元では昨年の春大祭後に「槍の又兵衛顕彰会」を設立し、住民ら160人以上から協賛を募って準備を進めてきた。碑は幅160センチ、高さ150センチの黒御影石で、宝蔵院流高田派槍術第二十一世宗家・一箭順三氏が揮毫(きごう)した「槍の又兵衛」の文字を中心に、修業に励む若き日の又兵衛の姿を半身の立体彫りで仕上げている。 この日午前11時からの除幕式には、同顕彰会の西田陽一会長や白樫の長島義則区長ら約40人が出席。西田会長は「優れた武術の伝承者であり高潔な武将だった又兵衛を、誰もが親しめる形で顕彰したい思いがあった。その名が広く親しまれ、地域創生の一助となってほしい」とあいさつ。式典の後には、槍の素材に使われるハナガガシ(葉長樫)を境内に3本植樹した。 午後1時からの神事の後、同2時からは一箭宗家ら同派の16人が「表」「裏」「新仕掛」の演武を奉納=写真2枚目。同2時半からは、3頭の馬を走らせて恒例の流鏑馬神事が行われた=写真3枚目。的の板に矢が命中するたび、集まった見物人からは盛んな拍手が送られていた。 |
【午後1時からの神事の後、同2時からは一箭宗家ら同派の16人が「表」「裏」「新仕掛」の演武を奉納】 |
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平成27(2015)年4月19日 顕彰碑建立・奉納演武会 11:00 「槍の又兵衛」顕彰碑建立除幕式 12:00 顕彰碑建立記念 植樹 14:00 岡八幡宮春大祭 宝蔵院流高田派槍術 奉納演武会 |
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稽古槍柄用材「葉長樫」育成の歴史 2015. 4.19 「槍の又兵衛」顕彰碑建立記念植樹 2015. 3.28 葉長樫(ハナガガシ)ドングリ特製竹筒ポットへの播種作業 2014.11.24 稽古槍柄用材:葉長樫(ハナガガシ)ドングリ採集 2014. 6.24 葉長樫(ハナガガシ)ドングリ発芽特製竹筒ポットへの移植作業 2014. 2. 1 月刊「武道」掲載:50年後の伝習者に託す夢(ハナガガシ ドングリ採集) 2013.11.24 稽古槍柄用材:葉長樫(ハナガガシ)ドングリ採集 |
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2015. 4.20