宝蔵院流槍術「狸汁会」


稽古始
第4回 宝蔵院流槍術「狸汁会」






「狸汁会」(たぬきじるえ)

開催日時  平成18(2006)年1月7日(土)
      12:00〜13:00

参  加  無料

会  場  奈良市中央武道場前 駐車場
      630-8108奈良市法蓮佐保山
          4丁目1−2
      TEL.0742-26-1060
      


宝蔵院流槍術稽古始     
         平成18(2006)年1月7日(土)
      10:00-12:00
      奈良市中央武道場大道場




宝蔵院
 宝蔵院流槍術は約450年前、興福寺子院・宝蔵院の僧、胤栄(いんえい)が創始した奈良発祥の武道です。


歴史
 宝蔵院は明治初年まで、現在の奈良国立博物館旧館西側の位置に所在し、槍術稽古が続けられていました。そして、流祖・胤栄師より歴代、正月の稽古始には伝習者に「狸汁」が振舞われていました。このことは、幕末の奈良奉行・川路聖謨(かわじ としあきら)の日記「寧府紀事(ねいふきじ)」によって確認できます。

狸汁
 「狸汁」は宝蔵院三代頃までは狸肉を使用していましたが、寺院内であるため、次第に歯ごたえが似ている蒟蒻(こんにゃく)を狸肉に見たてた精進料理へと変化しました。

狸汁復活
 平成15年1月、径1メートルの大鍋2基にてこの「狸汁」を復活し、伝統に則り稽古始に伝習者に供すとともに、多くの見学者にも味わっていただき好評を得ました。
 寒い時期にいただく冬野菜たっぷりの「狸汁」は健康料理で体も温まります。今後は、当槍術の恒例行事として伝えるとともに、古都奈良・冬のおもてなし料理としての普及を願っています。



朝日新聞掲載 06.01.08
読売新聞掲載 06.01.08


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