第五回 宝蔵院流槍術・柳生新陰流兵法 春日大社奉納演武会 月刊「武道」 令和元(2019)年10月号 日本武道館発行 宝蔵院流高田派槍術 第二十一世宗家 一箭順三 |
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宝蔵院流槍術は、4月13日春日大社に於いて柳生新陰流兵法柳生耕一第二十二世宗家と共に第五回目の奉納演武会を挙行しました。柳生新陰流の祖・柳生石舟斎宗厳(むねとし)と宝蔵院流槍術の祖・覚禅房胤栄(かくぜんぼういんえい)は、永禄6(1563)年、新陰流剣術の祖・上泉伊勢守に弟子入りした兄弟弟子で、そのご縁により現在においても交流が続いています。 この日の春日大社林檎の庭は暖かい日差しに恵まれ、奈良発祥の剣と槍、二流派が日頃研鑽の精華を春日大神様にお納めし、併せて多くの観客皆様にもご堪能いただくことができました。 宝蔵院流の鎌槍は、相手の槍柄を引き切り、また床に打ち落とすなどの技が多く真槍での演武が困難で、このため平素の稽古や演武披露は、創流以来樫製の稽古槍を使用してまいりました。 今回、花山院弘匡(かさんのいんひろただ)奈良宝蔵院流槍術保存会会長(春日大社宮司)のご提案により模擬槍を制作し、宝蔵院流槍術の技術説明において初めて披露・使用しました。宝蔵院流の技法が理解しやすくなったと好評をいただきました。 |
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宝蔵院流、柳生新陰流、春日大社関係者の集合写真 |
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2019.12. 8