川路聖謨と宝蔵院流槍術

講演会「奈良奉行・川路聖謨と宝蔵院流槍術」

川路聖謨

日 時  平成17年10月22日(土)
       14:00〜16:00

場 所  奈良経済倶楽部会議室(5F)
       奈良市東向商店街北入口前
       TEL.0742-23-3661

講 師  宝蔵院流槍術 宗家代行 一箭順三

主 催  川路聖謨を讃える会
      630-8293奈良市川久保町10-3松本方
      TEL.0742-22-6523

 幕末の奈良奉行・川路聖謨(かわじ としあきら)は5年間の在職中に善政を行い、また東大寺・興福寺をはじめ奈良町に植樹をすすめ、現在の奈良公園の基礎を築き、今なお奈良の大恩人として市民に慕われています。
 しかし、自身も宝蔵院槍術を稽古し、毎早暁に刀や槍の鍛錬を怠らず、さらに子息を宝蔵院に入門させ、宝蔵院を訪問し稽古を見学しました。また度々院主と対談していたことなどはあまり知られていません。
 今回は宝蔵院流槍術伝習者の眼から、川路聖謨の生涯・思想・修行・生活を考察しました。


開会挨拶
川路聖謨を讃える会 松本好司 事務局長
1 川路聖謨と宝蔵院流槍術
    鍵田忠三郎師と川路聖謨
|    植樹百万本運動
|    川路聖謨顕彰碑
|    川路聖謨の修行
2 宝蔵院流槍術について
   流祖・胤栄
   十文字鎌槍
   稽古槍
   稽古・演武
3 川路聖謨の生涯・業績

4 川路聖謨の修行
   槍すごき
   素振り
   甲冑歩行
   読書
5 川路聖謨の見識
   武道
   武具
   薬
   交遊 
6 奈良における川路聖謨
   寧府紀事
   宝蔵院訪問記
   宝蔵院位置図
   宝蔵院狸汁
   宝蔵院流槍術顕彰碑
   子息・市三郎の槍術稽古
   宝蔵院胤懐との会談
   寧樂百首
7 その後の川路家
   川路彰常
   川路寛堂
   川路柳虹
   川路 明

8 宝蔵院流槍術の伝承活動
   ビデオ「川の流れのように」
    −宝蔵院流槍術の伝承−  制作:當麻 武

閉会挨拶
川路聖謨を讃える会 孝田有禅 会長

月刊「武道」2005.12月号
講演「奈良奉行・川路聖謨と宝蔵院流槍術」 掲載

2005.10.26
2005.10.23