胤栄師400回忌墓参


宝蔵院覚禅房胤栄師400回忌墓参法要


日時
平成18(2006)年8月26日(土)7:00〜

宝蔵院墓地にて
 

        
 宝蔵院流槍術は、流祖宝蔵院覚禅房法印胤栄師のご命日にあたる8月26日に四百回忌墓前法要を営みました。
 胤栄師は南都興福寺の僧で、柳生但馬守宗厳師と共に上泉伊勢守信綱師から新陰流を学び、さらに槍の修練に努め、ついに猿沢池に浮かぶ三日月を突き鎌(十文字)槍を工夫し、宝蔵院流槍術を創始。そして日本最大の槍術流派の礎を築き、慶長12(1607)年8月26日に87歳で遷化しました。
 宝蔵院流槍術では、春秋の彼岸、お盆・年末、そしてご命日と、年5回の墓参を年中行事として定期的に挙行し、伝習者が参集して墓地清掃の後、法要を行っています。
 なかでも流祖ご命日を最も重要な法要と位置づけ、宝蔵院ご縁の興福寺様に導師をお願いし、奈良宝蔵院流槍術保存会役員・会員並びに、鍵田忠兵衛宗家及び伝習者が参列しています。 
 今年は400回忌の節目の法要であり、しかも土曜日と重なったため例年以上に多くの参列者を得ました。



月刊武道(2006.10)掲載「胤栄師400回忌墓参」

2006.10.04
2006.08.27