津山さくらまつり
宝蔵院流槍術 演武会
津山藩と宝蔵院流槍術
 森可成の次男・森長可(ながよし)は、父が戦死のため、13歳で家督を継ぎ信長の一字を拝領して長可と名乗る。信長の下で数々の武功を挙げました。
 長可は、有名な愛用の名槍十文字槍「人間無骨(にんげんむこつ:人間でも骨の無いが如く切る)」を振るい鬼武蔵と恐れられたが、惜しくも小牧・長久手の戦いで戦死(天正12(1584)年)
 このため家督は可成の六男(長可の弟)森忠政が嗣ぎました。
 忠政は、慶長8(1603)年、信濃川中島藩より入封し、津山藩を立藩。以来、津山藩では宝蔵院流槍術の稽古がなされていました。
 津山藩伝来の宝蔵院流槍術の御縁で演武を披露させて頂きました。
日時  平成27(2015)年4月5日(日)11:30-

会場
  津山城 表中門

      岡山県津山市山下

主催  津山さくらまつり実行委員会

観覧  津山城入場料:300円(中学生以下・無料)

1 宝蔵院流槍術の歴史・概要説明
  宗家・一箭順三
2 宝蔵院流高田派槍合せの型 表1
  素槍 目録:加藤了嗣
  鎌槍 目録:白木正勝

  素槍 目録:宮島勝
  鎌槍 目録:松井典夫

  素槍 目録:田口昌昭
  鎌槍 目録:船谷哲司
3 宝蔵院流高田派槍合せの型 表2
  素槍 免許:美馬博幸
  鎌槍 免許:鈴木誠

  素槍 目録:加藤了嗣
  鎌槍 目録:白木正勝

  素槍 目録:宮島勝
  鎌槍 目録:松井典夫
4 宝蔵院流高田派槍合せの型 裏1
  素槍 免許皆伝:粕井隆
  鎌槍 免許皆伝:長田眞男 

  素槍 目録:田口昌昭
  鎌槍 目録:船谷哲司

  素槍 免許:美馬博幸
  鎌槍 免許:鈴木誠
5 宝蔵院流高田派槍合せの型 裏2
  素槍 宗家   :一箭順三
  鎌槍 免許皆伝:前田繁則

  素槍 免許皆伝:粕井隆
  鎌槍 免許皆伝:長田眞男
6 宝蔵院流高田派槍合せの型 新仕掛
  素槍 宗家   :一箭順三
  鎌槍 免許皆伝:前田繁則


  司会:目録・船谷哲司



宝蔵院流槍術は、「津山城演武会」に引き続き「本源寺」を参拝し、津山藩初代藩主・森忠政公、十文字槍名手・森長可公に演武会挙行を報告しました。

本源寺
岡山県津山市小田中1373

津山藩初代藩主・森忠政公
十文字槍名手・森長可(忠政公の兄) 供養塔参拝


本源寺住職:華山義道様とともに記念写真

2015. 4. 6