堤治神社節分祭 宝蔵院流槍術奉納演武 |
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1 日時 平成26(2014)年2月2日(日) 13:15〜 2 会場 堤治神社(ていじ じんじゃ) 〒494-0007 愛知県一宮市小信中島字宮浦780-1 TEL.0586-62-1976 |
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3 宝蔵院流槍術 奉納演武 宝蔵院流高田派槍合せの型 表 素槍:目録 船谷哲司・鎌槍:目録 岩田義輝 |
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宝蔵院流高田派槍合せの型 表 素槍:目録 宮島勝 ・鎌槍:目録 石黒峰司 |
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宝蔵院流高田派槍合せの型 新仕掛 素槍:宗家 一箭順三・鎌槍:免許皆伝 粕井隆 |
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堤治神社で節分の演武奉納 「宝蔵院流槍術」名古屋道場の目録 岩田さん 迫力ある演武に訪れた方も緊張の面持ちで見学 |
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平成26(2014)年2月25日 びさいタイムス |
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演武を披露する岩田さん(左) |
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凛とした、張りつめた空気に境内が包まれました。 節分の前日の2月2日、堤治神社の節分祭で「宝蔵院流槍術」(ほうぞういんりゅうそうじゅつ)の演武が奉納されました。 演武を披露したのは、小信中島にお住まいの岩田義輝さん(75)。また、この日のために宝蔵院流槍術第二十一世宗家 一箭順三先生、免許皆伝粕井隆先生も駆けつけてくれました。 宝蔵院流槍術は、興福寺奉納演武会をはじめとして、熱田神宮や鹿島神宮、下鴨神社などの各地で挙行されている奉納演武会に参加するなど、幅広い活動を行なっています。この日は、流派の最大の特徴である穂先が十文字になった約2・7mの鎌槍と約3・6mの素槍で槍合せの型を披露。訪れた方々も緊張の面持ちで見人っていました。 宝蔵院流槍術は今から450年ほど前、戦国時代に奈良県興福寺の僧・宝蔵院覚禅房法印胤栄(ほうぞういんかくぜんぼうほういんいんえい)が武芸の修行に取り入れたのが始まり。本部は奈良県で大阪と名古屋に道場を、東京とドイツに稽古場を擁しています。鎌槍の特徴ある穂先は、猿沢の池に映る三日月を突き十文字に工夫したと伝えられています稽古においては甲冑装着時の体勢を想定して重心を低く構え、突くだけでなく巻き落とす、打ち落とす、擦り込む、叩き落とすなど、攻守に優れた画期的な武器として、日本最大の槍術流派へと発展しました。 岩田さんは名古屋道場の伝習者の中では最高齢。10年前に奥さまを亡くされ、家に閉じこもりがちになり、何かを始めなければと思っていた矢先に新聞で宝蔵院流槍術のことを知り、珍しさも手伝って名古屋道場の門を叩かれました、。 「体力の維持と精神修養に役立っています。道場に集まるいろいろな年代の、さまざまな職業の人と話をするのも楽しい」とおっしやいます。興味のある方は名古屋道場、電話052(823)1323、責任者の宮島勝さんまでお問い合わせを。 |
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2014. 2.25
2014. 2. 4