ニュース

全国35流派の「技と心」熊本市で披露
2007年02月13日


写真


  11日に熊本市総合体育館・青年会館(同市出水2丁目)で開かれた「日本古武道演武大会」では、古くは室町時代から受け継がれているという全国各地の計35流派が登場。会場には「エイ、トーッ」「ズー、タン、ヘッタイ」といった独特のかけ声が響き、投げられた人が宙を舞う場面もあった=写真。
 地元・熊本からはタイ捨流剣術や四天流星野派柔術など九つの流派が登場。毎年春と秋に出水神社に奉納している武田流騎射流鏑馬(やぶさめ)は、会場が室内のため、生きた馬の代わりに練習か雨天時に使う木馬を使用。本番の的から的への移動時間と同じ8秒で木馬が一回転して矢を続けて射ると、会場からは拍手が起きた。
 なぎなたをするという佐賀の小学校女性教諭(26)は「古くから受け継がれているだけあって、動きが洗練されていますね」と話していた。




りんどう:城をバックに古武道演武 /熊本

 熊本城築城400年を記念した古武道演武が10〜11日、熊本市の熊本城などで披露された。

 10日は同城内の奉行丸で宝蔵院流のやりなど3流派が鮮やかな演技をみせた。なぎなたでは、着物にたすきがけの女性も登場。バックには熊本城がそびえ、立ち居振る舞いが一段と勇ましく映えた。

 11日には熊本市総合体育館で第30回日本古武道演武大会(同実行委主催)があり、全国各地の35流派が集まった。鎖がまなどの技に会場から拍手が送られた。

毎日新聞 2007年2月12日

2007.02.16