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興福寺で演武会
「えい」「やー」槍術すごい


気迫のこもった型を披露する演武者たち=奈良市の興福寺で
奈良が発祥の武道「宝蔵院流槍術」の奉納演武会が24日、奈良市の興福寺東金堂であった。観光客ら約900人が熱のこもった演技を見守った。

  白はかま姿の免許皆伝者ら10人が、35本の型を披露。2人一組となって長さ約3bの木製の槍を「えい」「やー」という掛け声と同時に打ち合った。外国人観光客の姿も多く見られ、珍しい演武にカメラのシャッターを盛んに押していた。

  宝蔵院流槍術は約450年前に興福寺の僧が始めたとされ、現在は保存会のメンバーが中心になって伝統を受け継いでいる。
(9/25)

2005.09.25