近畿銃剣道協議会 会長 鍵田忠兵衛
(宝蔵院流高田派槍術 第二十世宗家)
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第48回西日本銃剣道選手権大会が、この武道発祥の地奈良に於いて開催できますことは、たいへん喜ばしくまた意義深いことと心よりお礼申し上げます。
私も、昨年ご縁があって奈良県銃剣道連盟の会長をお引き受させていただき、まだ一年も経たないなかでこの大会を主管させていただきますことを光栄に存じる次第であります。
さて、この奈良は柳生新陰流・宝蔵院流槍術が生まれ育った地であり、この古流二流派は日本を代表する剣術であり槍術であります。
又、銃剣道は元々宝蔵流槍術の型を摸して工夫されたと聞いております。そういった意味で本日のこの奈良での大会は意義深いものいであり、又、選手の皆様も銃剣道の歴史を感じ取っていただき素晴らしい大会になりますことを心より祈念いたします。
「銃剣道は我が国 武道の美風である「誠実」「礼節」「勇気」「質実剛健」及び「克己心」等の精神徳目を養成し、社会に有為な人間形成に貢献しようとするものである。」と銃剣道修行の理念の中に出て参りますが、ただ単に試合に勝つだけではなく、武道精神というものを多いに学んで項き日本国の為になる人間となって下さいますことを心よりお願い致します。
最後になりましたが、この大会を開催するにあたり多大なご支援を下さいました関係各位に感謝を申し上げますと共に、主管連盟会長の歓迎の言葉とさせて頂きます。
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