宝蔵院流槍術「狸汁会」

第18回 宝蔵院流槍術「狸汁会」
「狸汁会」(たぬきじるえ)

開催日時  令和2(2020)年 1月18日(土)
      12:00〜

参  加  無料・先着200名

会  場  ならでん武道場
      (奈良市中央武道場) 前
      630-8108奈良市法蓮佐保山
          4丁目1-2
      TEL.0742-26-1060


宝蔵院
宝蔵院流槍術は天文22(1553)年、興福寺子院・宝蔵院の僧、胤栄(いんえい)が創始した奈良発祥の武道です。


歴史
宝蔵院は明治初年まで、現在の奈良国立博物館旧館西側の位置に所在し、槍術稽古が続けられていました。そして、流祖・胤栄師より歴代、正月の稽古始には伝習者に「狸汁」が振舞われていました。このことは、幕末の奈良奉行・川路聖謨かわじ としあきら)の日記「寧府紀事(ねいふきじ)」によって確認できます。

狸汁
 「狸汁」は宝蔵院三代頃までは狸肉を使用していましたが、寺院内であるため、次第に歯ごたえが似ている蒟蒻(こんにゃく)を狸肉に見たてた精進料理へと変化しました。

狸汁復活
 平成15年1月、径1メートルの大鍋2基にてこの「狸汁」を復活し、伝統に則り稽古始に伝習者に供すとともに、多くの見学者にも味わっていただき好評を得ました。
 寒い時期にいただく冬野菜たっぷりの「狸汁」は健康料理で体も温まります。今後は、当槍術の恒例行事として伝えるとともに、古都奈良・冬のおもてなし料理としての普及を願っています。





 なお、この狸汁には興福寺一言観音堂で「無病息災」を祈願した大根を入れています。一言観音様は「一言の願い」を叶えていただけると篤く信心されている観音様です。

NHK関西のニュース
奈良の宝蔵院流槍術の稽古始め


狸汁会に先立ち、「宝蔵院流槍術稽古始」を実施しました。 
令和2(2020)年 1月18日(土)10:00-12:00
ならでん武道場(奈良市中央武道場)



第18回 狸汁会 R. 2(2020). 1.18
第17回 狸汁会 H.31(2019). 1. 5
第16回 狸汁会 H.30(2018). 1. 6
第15回 狸汁会 H.29(2017). 1. 7
第14回 狸汁会 H.28(2016). 1. 9
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第12回 狸汁会 H.26(2014). 1.11
第11回 狸汁会 H.25(2013). 1.12
第10回 狸汁会 H.24(2012) 1. 7
第9回 狸汁会 H.23(2011) 1.15
第8回 狸汁会 H.22(2010)1. 9
第7回 狸汁会 H.21(2009)1.10
第6回 狸汁会 H.20(2008)1.12
第5回 狸汁会 H.19(2007)1. 6
第4回 狸汁会 H.18(2006)1. 7
第3回 狸汁会 H.17(2005)1.15
第2回 狸汁会 H.16(2004)1.10
第1回 狸汁会 H.15(2003)1.11

2020. 1.21
2019. 9. 4